場 所 : | 大阪市東淀川区 |
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工 期 : | 2023年3月~10月 |
構造規模 : | RC造3階建て |
敷地面積 : | 201.98㎡ |
建築面積 : | 159.71㎡ |
延床面積 : | 443.28㎡ |
敷地は東淀川区大桐。すぐ近くを幹線道路が走り、ロードサイドには大型店舗や飲食店が建ち並ぶとてもにぎやかな場所です。このエリアの北西角地に建つオフィスと集合住宅が混在する複合施設の計画です。
まず1階オフィス部分に、縦張りのカラマツと、横張のベイマツ、それぞれで覆われた2つの木製ヴォリュームを造り、それを守るようにRCの構造壁を1つ外側に配置しました。このRC構造壁はそのまま2、3階の外壁と繋がります。つまり、1階部分には木製ヴォリュームとRC構造壁にあいだに隙間が生まれ、ここを建築と街との緩衝帯と位置づけました。
外部階段を2階へ上がると集合住宅のエントランスです。ホテルのような共用部が、都会の喧騒から帰宅者を優しく包みます。
住戸計画としては、東西長さ12.8mを4つにわり、1住戸あたり3.2m幅のメゾネット型で計画しました。全住戸が南面することができ、3Fは部屋の間仕切を木製ガラス戸とする事で階段室を含むワンルーム~2部屋へとフレキシブルに切り替えることができます。
時代の変化で在宅勤務が当たり前になった現在、家で個室に籠ってオンライン会議は日常となりました。普段は広く使用し、必要な時に部屋を仕切る、これからの住まいの在り方の1つではないでしょうか。
設 計:HAMADA DESIGN
布 地:jyu+
施 工:トータルトーク
撮 影:笹倉洋平